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「自分だけの作品」にするプラモデルの魅力

突然ですが、今回は新企画「ラビスタVoice」をお送りします!
「ラビスタVoice」では、Vライバーエージェンシー「LOViT STUDIO」(通称:ラビスタ)所属のVライバーたちが「今伝えたいこと」をHIKE Voiceに綴ります。

記念すべき第1回は、ラビスタ1期生の「麩羅模クルイ」(ぷらもくるい)さん。名前からピンと来た方もいらっしゃるかもしれません。そう、麩羅模クルイさんはプラモデルが大好きなライバーさんなのです。そんな麩羅模クルイさんが綴るテーマはもちろんプラモデルについて。今回から始まる「ラビスタVoice」、ぜひご覧ください。

ラビスタの紹介記事はこちら▼


麩羅模クルイ自己紹介

どうも、初めましての方は初めまして。
「LOViT STUDIO」1期生、プラモ大好きな「麩羅模クルイ」です。
…とは言っても、ラビスタの中ではあまりランキングなどに名前が挙がらないライバーなのでご存知無い方が多いかもしれません。

僕自身のIRIAMでのライバー活動のほとんどは「麩羅模クルイ」の名の通り「プラモデル」の制作に費やされてるのでイベントに参加する機会があまりないのです。

そんな自分でもラビスタに籍を置かせてもらって活動させていただいている身としては、何とかして事務所に貢献したい…
そんな中で「ラビスタVoice」の企画が始まったので、今回こうして参加させて頂くことになりました。

ただ、僕が語れるのはライバーの心構え云々では無くプラモデルの知識…。なのでここは開き直って、今回は僕が普段作っているプラモデルはどういう一手間を加えているかを解説していこうと思います。

一手間を加えることで「普通の組み立てたプラモデル」から「自分だけの「作品」」に変わる楽しみをみなさんに伝えられれば幸いです。プラモデルを嗜んでる方ならおなじみの知識ではあるとは思いますが…。ここは初心者に向けて、そしてあくまでも麩羅模クルイ流の解説ということでご容赦を。

「スミ入れ」に挑戦してみよう

「スミ入れ」と言うとみなさんも聞いたことがある方はいるとは思います。

「あれでしょ?プラモデルの溝にインクを流し込むやつでしょ?」
「でもインクがはみ出したりするから難しそう…」

こんなイメージを持ってる方が多いのではないでしょうか?
そして実際にやってみた方も、

・動画などでは簡単にやってるように見えても、実際やるとはみ出したりしたりで難しい…
・はみ出したりしたインクを消したり修正の仕方もよくわからない…
・せっかく買ったプラモデルをそんな失敗で汚したくない…


というような経験をした方もいるとは思います。

実際、僕もそんな失敗をした人の中のひとりです。
でもご安心を!

その経験をしつつもこうしてハマってしまっているのは、失敗も簡単に修正できる方法が分かったからです。更には、スミ入れがもっと簡単になる方法も…。今回はそれを解説していこうと思います。

スミ入れアイテムには流し込むタイプと書き込むタイプがある

今回、解説に使用するのは、ちょうどこの原稿を書いてるときに制作していた『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』より「HG 1/144 ガンダムEz8(ガンダムイージーエイト)」(BANDAI SPIRITS)です。

上記画像は普通に組み立ててシールも貼り終わった、いわゆる「素組み」の状態です。
本来はこれで完成!…と言ってもいいんですが、ここから「スミ入れ」を行うことでより“深み”が出るようにしていきたいと思います。

「スミ入れ」に必要な道具といえば、オーソドックスなものだとこちら。

タミヤさんの「スミ入れ塗料」。
そしてクレオスさんの「ガンダムマーカー 流し込みスミ入れペン」。

これはみなさんがおそらくどこかで見たことがある「ガンプラの溝に塗料がスーッと流れ込んでいく」という様なスミ入れ作業を行うための道具です。
僕もそうでしたが、おそらく初心者は「スミ入れ」と自分で調べるとここから始めると思います。

いずれも僕が使っているものですが、初心者の方が使用する際には注意が必要です。
ガンプラの溝に塗料を流し込むのですが、商品によっては溝が浅いため、「筋彫り」という溝を掘る工程をまず行わないといけない場合があります。
(プラモを始めた当時、個人的にはこれがちょっと面倒くさかった…)

そして、中には染み込みすぎると最悪の場合、ガンプラを破損させてしまうエナメル溶剤が含まれている商品もあるため、「トップコート」という「ガンプラを保護するための膜」をスミ入れ前に塗る必要があります。
(そう、つまりは「面倒くさい」…)

その面倒くささでプラモが嫌いになってしまっては本末転倒なので…。ここは簡単な方法を使いましょう!
面倒くさがりの僕がいつもスミ入れ作業に使ってるのはこちら。

クレオスさんの「ガンダムマーカー スミ入れ用」。

こちらは先程紹介したガンダムマーカーと違って、「溝に流し込む」ではなく「書き込む」ためのもの。なので溝が浅くても、溝がなくてもスミ入れが出来る便利なマーカーなのです。

これによって「筋彫り」の作業工程も無くなりますし、アルコール塗料なのでガンプラの破損の心配もトップコートをする手間もいりません。

自分の好きなところに、好きなようにスミ入れが可能!
しかも「極細」なので細かいところも作業が可能です。

「あ!スミ入れがはみ出しちゃった…」も大丈夫

ただ、溝が無い所に書き込むのでこんな感じで…

書き込みたい部分からはみ出してしまう場合もあるとは思います。

一応そのための修正用の「ガンダムマーカー 消しペン」というのもありますが…。

ペン先でインクを拭き取るため、使っているとペン先が汚れてしまうのでそのメンテがちょっと面倒…。
そこで僕が代わりに使っているのが、みなさんのご自宅キッチンにもあるかもしれない住宅用合成洗剤です。そして綿棒。

お掃除用の洗剤ですが、実は塗料の大半も分解してくれる(塗装民にとっては)スグレモノで、塗装をしてる人たちは大抵常備しているのではないでしょうか。大容量な商品もあり、みなさんも塗装に目覚めたときは手元にあると便利かもしれません。

綿棒に住宅用合成洗剤を染み込ませて…。

こんな感じできれいに拭き取ってくれます。

そして簡単に拭き取る方法としては「指」を使うという手もあります。
実はガンダムマーカーは乾くまでは指で簡単に拭えるのです。
ただ、塗料が多少伸びて残るため、白い部分だとちょっと目立ったりもするので…。

こういうグレーなどの多少塗料が残っても目立たないところにスミ入れをしたりする時に…

こんな感じでおおまかにスミ入れしたあとに…

指でキュッと拭うと、溝の部分にいい感じに塗料が残ってくれるので作業効率も上がります。「指も有能な画材道具」なのです!

(指についた塗料は普段の手洗いの範囲でも2〜3日程度で目立たなくなっていきます※個人調べ)

プラモデルは自由だ!

そんなこんなでスミ入れ作業が終わった「ガンダムEz8」がこちら。

最初の写真と比べると、少し陰影が強くなったのがおわかりになるでしょうか?

ちなみに最初に「ガンダムマーカー スミ入れ用」を「ブラック」と「グレー」の二色用意していたのは、下地の色によって使い分けるためです。
白の下地にブラックでスミ入れすると個人的にちょっとくどい表現になるなと思ってるので…。

僕は白の下地には「ブラック」よりちょっと薄めの「グレー」を、その他の所は「ブラック」でスミ入れを行っています。

ただこれは個人の好みなので、みなさんは「ブラック」のみでスミ入れをしても大丈夫です。
(僕も最初はブラック一色だったので)

ガンプラは自由だ!好きな色を使っていいんです!

そして「スミ入れ」という一手間を加えることで、そのガンプラはあなただけの「作品」になります。
まずはその感動を味わってみて下さい。

…とまぁ、ここまでが「クルイくん流のスミ入れのやり方」になります。
ガンプラ塗装に挑戦したいと思っている人の何かしらの助けになれば幸いです。

一手間で変化する面白さ

僕もまだまだ勉強中ですが、ガンプラの塗装は他にも色々ありまして…。
下の画像は「つや消し」。
エアブラシでつや消し塗料を吹きつけて、プラモ特有の「テカり」を消すことでおもちゃっぽさを無くしたり…。

こちらは「ドライブラシ」という技法を使って、ガンプラのエッジ部分や表面に軽く塗料を付けることで塗装剥げや装甲の汚れを付けてみたり…。

そしてこちらはクレオスさんの「Mr.ウェザリングカラー」という塗料を使って「錆表現」を付けています。

どうですか?
自分が一手間も二手間も加えることでここまで変化するのは面白いと思いませんか?

この面白さに取り憑かれてしまって、僕は狂ったように日々プラモを作っています…。

失敗の中から独自の技法が見つかる

結構さらっとやってるように見えるかもしれませんが、僕自身、雑な性格なので「何かしら失敗する」というのを前提にしていて、それをいかにリカバリー出来るかを考えてます。

なかなか塗装にこぎつけない人は「失敗してガンプラが台無しになるのが怖い」という理由の人もいると思います。

僕自身も未だに失敗は怖いです。

でも失敗しないと学べないとも思いますので、失敗は失敗で良い経験にして、その失敗を逆に活かす事も出来ると思います。

それが僕が「ウェザリング」という「汚し」の塗装が好きな理由でもあります。失敗が怖いなら、失敗してもそれを活かす塗装をすればいいのです!

そして失敗の中から独自の新しい技法が見つかったりもします。
それもまた面白いのです。

失敗してもリカバリーは出来るので、まずは気軽に始めてみて下さい。
少しずつ学んでいって楽しさを理解していただけると嬉しいです。

まぁ、先ほど紹介した色んな「ウェザリング」に関しては、いろいろな「自然現象」を加味する必要があって、そこは別途、知識が必要になったりします。その解説は、また機会がありましたら…。

以上、麩羅模クルイでした!Xや配信にもぜひ遊びにきてください!
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IRIAM:https://web.iriam.app/s/user/iVwgRHbUo4?uuid=e0c28a08

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【なりたい自分になって世界中と繋がろう】をコンセプトに設立された『LOViT STUDIO(ラビットスタジオ)』通称「ラビスタ」は、デビュー前の準備からデビュー後の配信活動まで、ライバーの皆さんが世界中のリスナーから、

「LOViT=いいね!大好き!」

と言われるように、日々の活動をサポートするVライバー事務所です。

ポイント①
ラビスタはデビューに向けてイラスト制作、フォロワー増加施策などでライバーと伴走。デビュー後もマネタイズ支援、イベント実施、メンタルケアにいたるまで専門のスタッフがライバーをトータルサポートします。

ポイント②
2023年3月より「IRIAM」オーガナイザーとして多くのライバーとイラストレーターと提携しており、多様なキャラデザインが可能です。

ポイント③
デビュー後にトップライバーに成長したライバーはHIKEの各事業と連携し、ライバー声優、VTuberとしても活躍の場を提供いたします。

LOViT STUDIO公式サイト:https://lovitstudio.com/
LOViT STUDIO公式X:https://x.com/LOViT_STUDIO

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