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オタ活をより楽しむための資格4選

突然ですが、何か資格はお持ちでしょうか? 資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。たとえば資格必須の職業に就くことができたり、キャリアアップに繋がったり、試験勉強を通して豊かな知識が得られたり、資格を活かした起業や独立にも役立ちます。
というわけで今回は、「オタ活をより楽しむための資格」をテーマに、4つの資格をご紹介していきます。


知的財産管理技能検定


日々、オタ活に励む皆さんの中には、自身で創作活動をしたり、SNSを活用したりする方も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが「知的財産管理技能検定」です。
「知的財産」とは、発明や考案、意匠、著作物など、人の創造的活動によって生み出されたもののこと。同検定では、知的財産を管理する技能(知財マネジメントスキル)の習得レベルを測定します。

たとえばSNSを利用しているとき、自身の作品が許可なく転載されていたり、ゲームのプレイ動画をアップロードできるか迷ったりしたことはありませんか? そんなとき知財マネジメントスキルがあれば、著作権法などの法律に基づいた判断が下せるようになります。

また、この同検定の合格者には「知的財産管理技能士」の資格が与えられます。これは、政府も取得を推奨する国家資格。オタ活のみならず、経営企画や販売営業など、ビジネスモデルの創出に携わるすべての職種においてスキルを活かしていくことができます。

概要
試験日……………3・7・11月
レベル……………1~3級(1級はさらに「特許専門業務」、「コンテンツ専門業務」、「ブランド専門業務」の3分野に区分される)
試験内容…………学科試験45〜100分、実技試験30〜60分(級により異なる)
合格基準…………学科試験70〜80%、実技試験60〜80%(級により異なる)
受験料……………学科試験6,100〜8,900円 実技試験6,100〜23,000円(級により異なる)
公式サイト ……https://www.kentei-info-ip-edu.org/about.html
※データは2024年9月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!

・自身で創作活動をしている
・SNSを情報発信に活用している
・履歴書に書ける資格を取りたい

色彩検定


「色彩検定」は、色についての幅広い知識や技能を問うもので、30年以上の歴史をもつ文部科学省後援の公的資格。特にイラストやデザインに関わる創作活動をされている方におすすめです。
色選びはセンスの問題だと片付けてしまいがちですが、そんなことはありません。理論や法則を理解すれば、いわゆる“センスある人”と同じように自由自在に色を使えるようになるはずです。

現在、公式サイトでは、人気声優が声を当てるキャラクターたちの講義を受けることができます。コンテンツとして楽しみながら学べるという点も同検定の魅力です。
私たちは普段から色の影響を多分に受けて生活しています。創作活動をされていない方でも、ファッションやインテリア、あるいは推しのカラーやグッズなどに興味のある方は、ぜひ一度、調べてみてはいかがでしょうか。

概要
試験日……………夏期(6月)・冬期(11月) ※1級は冬期のみ
レベル……………UC(色のユニバーサルデザイン)級、1~3級※1級のみ2次試験まである
試験内容…………級によりマークシート方式、記述方式、またはそれらの組み合わせがあり、時間も異なる
合格基準…………200点満点中の140〜160点前後(級により異なる)
受験料……………6,000〜15,000円(級により異なる)
公式サイト………https://www.aft.or.jp/
※データは2024年9月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!

・イラストやデザインに関わる創作をしている
・色選びのセンスを磨きたい
・履歴書に書ける資格を取りたい

美術検定


「美術検定」は、美術鑑賞が好きな人、イラストやデザインに関わる創作をしている人だけでなく、漫画やアニメ好きにもおすすめしたい検定です。
漫画やアニメ作品のなかで、美術作品をモチーフとしたシーンを観たことはありませんか? たとえばレオナルド・ダヴィンチの『最後の晩餐』やボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』などは比較的使われることが多いものです。これらの演出には、制作者の意図が必ずあります。モチーフとなった美術作品に込められた意味やエピソードがわかれば、そのシーン、あるいはその作品をより深く楽しむことができるようになるはずです。

同検定の4級はオンラインで通年実施されており、合格すると合格認定証が即時発行されます。これを提示することで美術館・施設の入場料が割引になるなどの特典(※)もありますので、気軽に受験してみるとよいでしょう。美術資料としても使える公式テキストも非常に有用です。
※詳細は公式サイトをご確認ください。

概要
試験日…………11月 ※4級は通年
レベル…………1~4級
試験内容………級により選択式、記述式、実践式、またはそれらの組み合わせがあり、時間も異なる・オンライン
合格基準………記述式は正答率約60%。※2級は美術史問題と実践問題、それぞれ約60%の正答で合格。1級は一定の基準に達すれば合格
受験料…………3,970〜9,990円(級により異なる)
公式サイト……https://www.bijutsukentei.com/
※データは2024年9月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!

・美術鑑賞が好き
・イラストやデザインに関わる創作をしている
・アニメ・漫画などが好き

漫画能力検定


今や漫画・アニメは日本を代表する文化のひとつ。皆さんも一度は漫画やアニメに出てくるキャラクターを描いたことがあるのではないでしょうか?
漫画能力検定協会が主催する同検定は、趣味で漫画やキャラクターを描いている人、本格的に漫画を学ばれる人を対象としており、実際に漫画やキャラクターを描いてそのレベルをはかる実技検定です。2022年は、時間内に描いた自身の作品をwebカメラなどで撮影し、協会に送付するというオンライン形式で実施されました。

同検定の一番の特長は、プロの漫画家による能力の評価を受けられること。プロの道を目指している人だけでなく、自身の技術を客観的に見つめ直し、さらにレベルアップしていきたい人は、ぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

概要
試験日……………11月
レベル……………漫画キャラクター検定 1~4級/漫画家アシスタント検定 1~3級
試験内容…………漫画キャラクター検定 60〜180分(級により異なる)・オンライン・認定校(自校生徒のみ)/漫画家アシスタント検定 120〜180分(級により異なる)・オンライン・認定校(自校生徒のみ)
合格基準…………特記なし。
受験料……………漫画キャラクター検定 4,400〜1,1000円(級により異なる)/漫画家アシスタント検定 5,500〜1,1000円(級により異なる)
公式サイト………https://www.manken.ne.jp/
※データは2024年9月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!

・自分で漫画を描いている
・プロによる評価を受けたい
・ユニークな資格を取りたい

最後に


いかがでしたでしょうか。
骨太な国家資格から民間が主催するユニークな資格まで4つをご紹介しました。たとえ試験に落ちてしまっても、費やした時間は決して無駄にはなりません。正しい知識を身につけて、より快適なオタ活を楽しんでください。

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