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チューニングで品質、人、コストの課題を解決ーー猿楽庁

HIKEの仕事柄、ゲームメーカーやゲーム開発会社の方からよく耳にするのが、開発における悩みです。特にここ数年多いのが、以下のような事柄です。

・プランナーやバランス設計担当者の不足
・バランス設計のクオリティ担保が困難
・社内運営コスト(特に人件費)の圧迫……などなど

いかがでしょう。身に覚えのある方も多いのではないでしょうか。表面的にはさまざまな事象がありますが、絞っていくとやはり問題になるのは、品質の管理、そしてそれを担当する優秀なスタッフの確保、さらにはそのスタッフを維持するための費用ということになるかもしれません。

よく言われることですが、アウトソーシングはこうしたケースの解決策の一つとして有効です。従来は組織内部で行なっていたプロセスの一部あるいは全部を、専門性の高い外部組織のサービスに依頼することで、より効率を高めることができるわけです。ゲーム関連でいえば、特に小~中規模の開発会社では作業におけるマンパワーのバランスが悪いところも少なくありません。しかし、外部サービスとの協力体制を取ることによって、ゲーム全体のクオリティアップにつながる事例も多く見られます。

そこで今回は、そんな悩みを「チューニング」をもって解決する、当社の「猿楽庁」についてご紹介します。


猿楽庁とは?


ゲームの開発に長く携わっている方なら、一度は「猿楽庁」の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
猿楽庁の歴史は1998 年に遡ります。前身の会社が渋谷区猿楽町で産声をあげたことから、生誕の地や創立の理念、何より魂を忘れないようにと、あの糸井重里氏によって命名されました。

紆余曲折あって、HIKEの事業部となった今も、「あらゆるエンターテインメントコンテンツのチューニング」を行うチームとして、その姿勢は当時からまったくぶれておりません。開発シーンになくてはならない裏方として、エンターテインメント業界に日々、貢献しています。

猿楽庁が請け負ってきた事例
・高難易度アクションゲーム(コンシューマ):ゲームバランス調整提案、アップデート時のバランス確認/調整提案
・基本無料運営型コマンドRPG(スマートフォン):運営進行に伴うゲームバランスの確認、調整提案
・基本無料運営型リズムアクション(スマートフォン):運営進行での曲の追加に伴う譜面作成
・運営型対戦カードゲーム(アーケード):運営進行に伴うカード/ルール追加に伴うゲームバランスの確認、調整提案
・基本無料運営型コマンドRPG(スマートフォン):開発初期からのゲームシステム提案、仕様書、各種パラメータデータ作成、レベルデザイン

https://hike.inc/business/sarugakucho/

チューニングとは?——猿楽庁のできること


では、チューニングとは何でしょう。

コンソールやモバイル、PC、アーケード、アナログなどの各種ゲーム、スマートフォンアプリ、Webサイトなどのコンテンツが、ユーザーに「より面白く」「よりわかりやすく」「より気持ちよく」遊んでもらえるように、アイデアの提案やバランスの調整を行う業務、これがチューニングです。

AIでは判断できない部分を、熟練したプレイヤーが検証した結果を可能なかぎり数値化し、統計を出して、最終的な判断を下す。まさに職人の世界です。

ただ、チューニングと一口にいっても、目的に応じて作業はさまざまです。以下でさらに詳しく見ていきましょう。

(1)  モニタリング

モニタリングとは、企画書段階から運営中の作品まで、さまざまなフェーズにおいて現状分析を行う業務です。実際にコンテンツをプレイし、または資料を確認のうえで、表現しようとしているコンセプトがターゲットに対して魅力的に映るかを検証します。問題点を洗い出すとともに、改善提案も行います。

(2)バランス調整/プレイテスト

ゲームプレイをくり返し行い、進行難度や対戦難度が適切かを検証し、調整の提案を行います。ケースによっては、ユーザーのプレイ傾向を踏まえたペルソナを立て、想定されるプレイングを踏まえたデータ集計なども行います。
また、特定コンテンツのファンユーザーを実際に揃えたテストなども実施対応可能です。外部スタッフの協力のもと、大人数のプレイデータを取り、集計結果をまとめるといったことも可能です。

(3)開発/運営サポート

プランナー業務の補助、パラメータ作成・バランス調整、ゲームステージの作成・量産などをサポートすることができます。開発途中のゲームだけでなく、運営中のゲームにおいても、ユーザー動向の調査や改修提案、追加機能やイベントデータの作成補助での協力が可能です。

(4)その他

このほかにもコンセプトに沿ったゲームシステムの提案、各種仕様書作成、ゲームバランス設計、パラメータ設定/調整、UI/UX検証、改善提案、各種レベルデザイン(ステージ作成/譜面作成など含む)なども対応可能です。
これはすべての業務にいえることですが、単純な意見出しで終わらせず、実数値の提案・設定など、直接的な調整作業が行えることが強みになります。

猿楽庁のサービスによるメリット


あらためて、猿楽庁のサービスを使うとどのようなメリットがあるのか、簡単にまとめてみます。

・より専門性の高い人員をアサインでき、社内だけでは足りないところを補いやすい
・開発メンバーであるものの、外部からの俯瞰視点としての立ち位置も兼ねているため、開発の方向性の偏りを調整しやすい
・必要なタイミングでの人員増加などに対応しやすく、スケジュールを組み立てやすい
・長期運営で膨らみやすい社内人員コストを調整しやすい

いかがでしょうか。
猿楽庁では長年のチューニング業務で培った幅広いジャンル、多数のゲームタイトルでの経験があり、それを活かしたさまざまな形式でのサポートが提供できます。また、市場動向のチェックを合わせて行うことで、時流や目的に合った形でのチューニングサポートを行います。

これらのメリットにピンときたら、ぜひ一度お問合せください。

猿楽庁へのお問い合わせはこちら

https://hike.inc/contact/offer/

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